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vol. 8
やっと終わりました。
長いようで短い、短いようで長い選挙戦でした。

本当にたくさんの方々から励まし御声援を頂きまして、厚くあつく御礼申し上げます。
結局、10万近い方々から御支援の票を頂けましたことに、改めて皆さまのお力のお陰と心から感謝致します。
本当にありがとうございました。

残念ながら当選にはもう一息という結果でした。
私自身も反省することが多く、もう一度チャンスをもらえれば…という思いでいっぱいです。
7月29日(日) 即日開票ということで、夜の9時頃から東京駅にある藤野公孝後援会事務所に出かけました。
もちろん 当選した時のことも考えて、淡いオレンジシャーベット色のジャケットを着て行きました。
選挙の4〜5日位前からでしょうか、突然 "藤野は危ない…当落スレスレのボーダーライン上らしい"という情報が入り、それこそ必死の追いこみの数日間でした。

それでも今回、小泉さん人気もあり、何となく大丈夫じゃないか…というムードはぬぐいきれないものがありました。
日付が7月30日に変わる頃、NHKの報道の方々がいらしてカメラを事務所にセットしました。 NHKがスタンバイしているのだから順位はギリギリでも多分当選じゃないか…誰もがそんな気持ちだったと思います。

タレント候補、有名人の方々の当確が次々と報道される中…無名、新人の藤野公孝の投票数は今ひとつ伸びず、順位も下がり、夜も明ける頃には残された議席数もあと一つとギリギリのところまで追いこまれ、事務所の空気も何とも重苦しい感じになっていました。
その時、NHKのお1人の方のケイタイがなりました。
私以外は誰も気付かなかったようでしたが、その方は短いやりとりの後TELを切り、機材をたたみはじめました。 そしてNHKの報道の方達はそっと事務所から撤収されました。
私はこの瞬間「アッ落選した」と思いましたが、皆はまだTVの開票速報の画面をジッと食い入る様に見ていました。
そしてしばらくして落選が決まりました。

誰もがバンザイをするつもりで集まってました。
ダルマも片目を入れてもらうのを待ってました。
皆ちょっと気まずそうで、何となくやりきれない気がしました。
ことさら、元気そうにするのも妙なものだし…かといってまるでお通夜みたいになるのもイヤだし…という、どういう自分でいるのがいいのか戸惑います。
とにかくいらして下さる方々はどの方も応援して下さった方々ばかりですから、ただひたすらお世話になりました…ありがとうございましたと御礼の気持ちをお伝えするしかありません。
思えばこの1カ月余り、私は戦場で砲火の下をかいくぐってきたという実感がありました。言わば汗と泥にまみれたゲリラ戦のような感じでしょうか…。

今思えば あれはまるで夢だったのかと思うような非日常の日々がものすごいスピードで私の中を通り抜けていく…そんな感じです。
それだけにこの結果はやはり悔やまれました。
「藤野が当落スレスレ…」の情報が入ってからの数日間、私なりに悩みました。
料理研究家<藤野真紀子>のわずかばかりの知名度を手掛かりにするか、又は、中途半端な知名度ならむしろ使わず、候補者<藤野公孝>の家内に徹してやるか…残された時間は数日のみです。
広島で選挙の最終日を迎える主人に代わり、私は選挙活動の最終日、つまり投票日の前日を横浜そして東京で街宣しなければいけない…その責任の重圧に押しつぶされそうでした。
この東京で支援して下さる方を10人でも50人でもどうにか確保したい!!…ただその思いでした。
私はたかが知れているかもしれないけど、やはり料理研究家20年のキャリアを積んだ藤野真紀子と主人をリンクさせながら活動を展開させていく事に決めました。
でも生まれて初めての街頭演説は実にみじめなものでした。

TVも講演会も10年近くやってきている私が、まさか人前で言葉が出ない…なんて思ってもみませんでした。
選挙カーの上に立ち、マイクを手にしたとたん…思いがけずもう頭は真っ白です。
途中でやめます…と言うわけにもいかず、とにもかくにも何でもいいから話さなくて
は…と必死でした。
完全に自信を失ったばかりでなく、次の街頭演説への恐怖心すら生まれてしまいました。
それでも、とにかく一票でも二票でも票を出さなければいけないと焦りました。
こうなったら練習して度胸をつけるしかないと…早速原稿を書き、ハリーとハナを前に、街頭演説の練習をしたのでした。
そして選挙活動の最終日7月28日(土)がやってきました。
練習はしたものの失敗したら…のトラウマだけがのしかかり言葉を失ったらどうしよう…不安でした。
大切な最終日、ここで自分に負けたら一票だって入れてもらえない…と自分に言いきかしのぞんだのですが、この日の最初の街頭演説は練習のかいあって(?!)言葉を失う失敗はなかったものの、今度は力が入りすぎてしまって、まるでどこかの女性党首(!?)ような口調になってしまいこれも又失敗…。
本当に自分らしさをとりもどし、心から皆さまに訴えることが出来るようになったのが、その日最後の新宿での小泉総理との街頭演説だったように思います。

今回の選挙の結果…もっと足元を固めるべきだったとか、主人にも私自身にも反省の材料は多々あったと思います。
生まれて初めての選挙活動は見事に失敗してしまいましたけれども、この活動期間中に出逢えた たくさんの方々との経験と絆、そして体験した感動はかけがいのない人生の財産として一生大切にしていきたいと思っています。
でも もし二度目のチャンスが与えられるとしたら…今度は絶対負けないと密かに思っています。

本当に本当にありがとうございました。


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